読書生活2010年2月号

すみません。たいへん遅くなりました。

ぶっちゃけ、もろもろ、てんやわんやでして。。。

2月は20冊です。


<おすすめ>

■カルロス・ゴーン「ルネッサンス」ダイヤモンド社2001

いまさらですが、カルロス・ゴーンです。

仕事を早く進めるために、プロセスを省略してしまう。
日本中の企業で生産性向上とかといってやってることです。
しかしゴーンさん、それはいかんといいます。
コーヒー豆を育てるときにプロセスの省略なんかできないのと同じだと。

全編、いちいちごもっとも。感動しました。



■白石昌則・他「生協の白石さん(お徳用エディション)」講談社2008

これまたいまさらですが、生協の白石さんです。
内容は、あえて説明する必要ありますまい。
とにかく必読。



■箭内道彦「サラリーマン合気道」幻冬舎 2008

クリエーターというと、ものすごい特殊な人のようですが、決してそんなことないのですね。
目からウロコでした。


<まあまあ>

■林望「日本語へそまがり講義」PHP新書2000

日本語トリビア系の本です。
漢字の話から音韻論的な話まで、幅広い内容。
しかもひとつひとつ丁寧に解説されています。
その上、文章が非常に読みやすいです。


■山本七平「比較文化論の試み」講談社学術文庫1976

山本先生の代表作のひとつ。
西洋文化と日本文化の比較論です。


■姜尚中「悩む力」集英社新書2008

かなり売れた本です。
内容的には、姜尚中節炸裂という感じです。
理論ではなく、あくまで節(ぶし)というところが面白い。


■伊藤明「1を聞いて100を知れ」プレジデント社2008

謙虚かつ貪欲という姿勢が大事、とのことです。


■池上彰「これが週間こどもニュースだ」集英社文庫2000

伝説の番組「週間こどもニュース」。
そのなかで放送したニュース解説をまとめたものです。
銀行の仕組みとか、高気圧と低気圧の話とか、非常にためになります。


■ヴァレリー・ピアース「話の通じない相手への頭のいい対応術」イーストプレス2004

だいぶ前に読んだものを再読。
タイトルはケンカ腰な感じですが、内容的にはコミュニケーション系自己啓発本です。


■カレン・ファリントン、訳・飯泉恵美子「拷問と刑罰の歴史」河出書房新社2004

図書館でふらふらしていたら目に飛び込びました。
タイトル通りの本です。
西洋の話題が中心ですが、中国の宦官の(なにの)写真がのっていたりして、結構ぞくぞくする本でした。


■小松真一「虜人日記」ちくま学芸文庫2004

山本七平先生の「日本はなぜ敗けるのか」の原作本本です。
太平洋戦争末期から終戦にかけて、フィリピン日本軍の様子が詳述されております。
戦史を研究している人には必読の書です。


■ダニエル・ゴールマン、訳・土屋京子「EQ こころの知能指数」講談社1996

JUASプロジェクトのため再読。
EQという言葉を世界に広めた本です。
キーワードは「情動にハイジャックされてはいかん」。
禅に通じるものがありますね。


■ジュディ・フォード、訳・森尚子「カッとしたときに気持ちをうまく伝える方法」ダイヤモンド社2002

これも再読もの。
タイトルはなんかすごいですが、コミュニケーション系の自己啓発本です。


■井上文夫「時をつなぐ航跡」新日本出版社2009

著者の関係者?からお借りしました。
いわゆるプロレタリア文学です。
よく調べてるなあと思いました。


■八幡和郎、臼井喜法「江戸300年「普通の武士」はこう生きた」ベスト新書2005

ドラマ「JIN仁」でもありましたが、江戸時代の日本人は1日に米を五合も食べていたそうです。
他に食べるものが無かったとはいえ、すごい量です。


■竹内靖雄「チームの研究」講談社現代新書1999

戦国時代、明治維新、旧日本軍から果てはアガサクリスティの小説まで、チームという視点から分析しちゃったという本です。


■乾隆一「会計の基本と常識」フォレスト出版2007

超入門書です。


■中島義道「私の嫌いな10の言葉」新潮文庫2000

ちょっとひねくれ系の中島先生が世の中でよく使われる言葉をかたっぱしから一刀両断、という趣向の本です。


■内田樹「子どもは判ってくれない」文春文庫2006

いつもの内田先生ものです。
セックスワークの話とか、志ん生の落語の話とか、あいかわらず多彩な内容です。

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