第63回新聞週間記念の集い パネルディスカッション「私の新聞活用術」

(本稿の実際の記載日は12月20日ですが、あとから検索するとき便利なため、作成日をバックデートしています。あしからずご容赦ください)

まだまだ続く、夏休みの宿題。

これまた国民読書年関連のイベントです。

抽選に当たったので行きました。


■ 10月23日(土)14:00-16:00 (東京国立博物館平成館大講堂)
□ パネリスト 
・麻木久仁子氏(タレント)
・デーブ・スペクター氏(タレント)
・一色清氏(朝日新聞社編集委員)
□ コーディネーター  吉澤一彦氏(テレビ朝日アナウンサー)


一色 清さん
吉澤一彦さん

麻木久仁子さん

デーブ・スペクターさん





































































■パネルで90分は、ちょっと長すぎ

豪華な出演者。客席には、やくみつる、も。

ただ、いくら有名人揃えたとはいえ、パネルで90分は長い。
聞いてるのつらいです。
どうしても雑談ぽくなりますからね。

自分も反省しました。
前に、同じようなことやったので。
その時のお客さん、ごめんなさい。



■どんだけ新聞読んでるか

さすがこれに呼ばれるだけあって、みなさんすごい。
デーブ氏は毎日20紙読むとのこと。

一色氏は毎日3時間だそうです。



■新聞の良さ

新聞はフリーズしない。すぐ読める。と麻木氏。
うーん確かに。

その他、次のようなことも挙げられていました。


・プロフェッショナルが作っていること。
→ネットの場合、素人が書いた怪しげな記事も多い。

・内容に多様性がある。
→ネットの場合、情報が多いようでも、実際には自分の知ってるキーワードでしか検索できないので、知識の幅を広げにくい

以上の点は、そのまま活字メディア共通の良さといってよいでしょう。



■これからの新聞


もっと意見を出したら、という話が多かった。
麻木氏、顔を出したらどうか。デーブ氏、意見を明確に表明せよ。など。
パネル後の質問コーナーでも、そんなこといってるおじいさんいました。


この点、一色氏はさすがに慎重。

解説程度の価値判断でも、反響が大きいのに、意見をハッキリなんて非現実的と。
 ちなみに私は断然、新聞は事実を淡々と伝えるべきと思います。
意見なんて一切書いてもらわんでよい。

そんなことやり出したら、ろくなことにならんのです。しょせん商売ですから。

麻木氏、それについて痛烈なコメントされてました。
戦時下のマスコミは、戦争を煽動した。同じこと繰り返さないよう注意が必要だと。
まったくおっしゃる通り!!


その他。
デーブ氏からは、いまの新聞は面白さに欠ける、というダイレクトな批判もあった。
その原因はコンテンツの範囲が狭いこと。もっといろんなことを書けば面白くなるとのこと。

さらに次のような問題も指摘。
・記者クラブ制度
→新聞各社ともネタが同じ。変わり映えしない。情報操作(報道統制)の危険もある。
(デーブさんそうおっしゃるけど、アメリカも大して変わらんのでは? と思う)
・定期購読制度
→新聞社の懈怠を招いている。
・悪いニュース、批判的な記事ばかりのせる
→見ててつまらない。(まったく同感)


■私からの意見。新聞へのお願い。

私が新聞に期待する事。

それはずばり、ちゃんとした文章書いてほしいということ。

紙面の関係で仕方ないとはいえ、やはり、かなりひどいと思う。
特に社説。
あれを教科書にそのままのせたり、入試問題にしてるの、どうかしてる。
(悪文であるがゆえ使われているのかもしらんけど)

段落の使い方。
中心文の位置。
論理展開の緻密さ。
(ペンによる「いじめ」としか思えん記事があまりに多いし)

もう少し、なんとかしてもらえるとうれしい。

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