藤田完二「「話の腰」を上手に折る技術」中公新書ラクレ2010
藤田完二「「話の腰」を上手に折る技術」中公新書ラクレ2010
いちおうカバーには「「長話さん」の機嫌を損なわず、話を終わらせるテクニック」と書いてありますが、実際のところは、「速く終わらせる」に主眼を置いたテクニックだと思います。
紹介されていたのはこういうもの。
①話を深めないあいづち
要するに反受容的なあいづちをうつということです。たとえばこんな感じ。
・話し手「最近、彼氏があんまりメールして来なくなったの」
・聴き手「来ないっていっても、1日に1回は来るんでしょう」
・話し手「うわきしてるんじゃないかしら」
・聴き手「確かめもしないでそんなこといっちゃあ、だめだめ」
②二種類の質問の組み合わせで相手の話をコントロール
話を盛り上げないように、クローズドクエスチョンでぶちぶち切っていくという手です。
③「カウンターアタック」で話の主導権を奪い取る
先回りして、結論を言ってしまうみたいなことです。
④「賞賛の合いの手」で話を中断する
「すっごいすね。あざーした」てな感じで、賞賛しつつ話を終わらせるみたいな。
⑤しつこい相手にはノン・バーバル(非言語)・コミュニケーションを活用する
時計見たり、腕組みしたり、という手のやつです。
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