chromium にも挑戦

chromium OSというのは、chrome OSをWindowsやMACでも使えるようにしたオープンソースのOSのです。

遅くて使いものにならんWindows PCもこれ使えば、現役復帰できるらしい、ということで試してみました。

Chrome はプロフェッショナルな人たちのプロジェクトなので、使いたいやつが好きなもん組み合わせてビルドするのが基本ですが、わたしのような素人向にビルドパッケージを公開してくれてる奇特な人たちがいます。

それをダウンロードしてUSBメモリにイメージコピーして、そこからブートしたらChoromium PC一丁あがり!という寸法です。

ネット情報をもとに、まずはUK(英国)のサイトで公開されているやつをダウンロードしてみました。
しかし、これは大失敗。
イメージファイルをUSBメモリにコピーすると、なぜかUSBのパーティションがずたずたに分断されてしまいます。
(下図参照。11個のパーティションに分断されるの図)


こうなるとBootには使えませんし、USBメモリとしても使い物にならないので、一回WindowsのPower Shellからパーティションを復旧して、その上再フォーマットをかけないといけません。

 partitionの復旧: Windows Power Shell(管理者)からのdisk part
    フォーマット: Windowsのディスク管理ユーティリティからのフルフォーマット
         (FAT32)


PCか? 別のマシンでも何回かやってみましたがダメ。
イメージファイルのコピーツールを変えたら大丈夫? ってな記事もあったので試しましたがそれもダメ。
再フォーマットのときにエラーが出たので、もしかしてUSBメモリのハード故障? ってことでメモリを買いに行きましたが、やっぱりダメ。

結局、このパッケージはやめて別のを使うことにしました。
それがこちらのcloud readyです。


これは非常に簡単で、ダウンロードしてクリックしたらUSBメモリへのコピーまで自動で終わりという優れものです。最初からこれ使えばよかった。

USBメモリの中を見ると、フォルダーが2つできていて、そのうちのひとつがEFIとなっていました。これはUEFIの先祖のExtensible Firmware Interfaceの略だろなと思いました。
掘っていくと、bootというフォルダーもありました。もうひとつのフォルダーなんとかlinuxとありました。

あとは、PCのBIOSでBoot設定をUEFIからLegacyにして、読み込み順位でUSBメモリを一番にしたらOK。


やっと懐かしの?ChoromeOS画面が出てきました。ふー。
PCのスペックはこんな感じ。たぶん2013年ぐらいのモデルですね。第四世代のi3。
もともとWindows 8が入っていたものですが、今はWindows 10にしています。


使ってみて。
とりあえず立ち上がりは速くなったと思います。Windows Updateが走らないので、それだけでも快適です。ただ、chromium OS自体は(chromebookとちがって)セキュリティアップデートなどはないので少々心配です。
立ち上がってからの動きはWindows 10の一段落後と比べてあまり変わりません。

結局ハードがいけてないので、どうしようもないのですかね。
しかしこの結果を見るとchromebookはやっぱ相当最適化されとるのだな、と改めて思います(第四世代のi3よりもシャビーなCPUでしょ?たぶん)。

結論。
chromium OSを使うと、古いPCも多少に快適に使えるようにはなるが、恒久的にそれ使うか?と言われると、OSのアップデータもないし、キーボード配列がちがっていて使いにくいし、ちょっと微妙ではあります。

 

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