読書生活2009年5月号
連休もあったので今月は久々に結構読みました。
21冊紹介!
<読書生活>Amazonリストはこちら
<おすすめ>
①グレゴリー・ベイトソン「精神と自然−生きた世界の認識論」思索社1982
ベイトソンは「二重拘束(ダブルバインド)理論」を提唱したことで も有名。ダブルバインド理論はその後、催眠療法とか洗脳術でも応用 されています(元の姿からだいぶ変わっています)。
本書はベイトソン最後の著作。「認識論」の総まとめです。
人はどのように世界を認識するのか。という哲学的な問いが続きますが、難解な表現はなく非常に読みやすいです。
②堀公俊・加藤彰「ファシリテーション・グラフィック」日経出版2006
会議で使う図解表現について解説した本です。
図解表現について書かれた本はたくさん出ていますが、これほど分か りやすい本は見たことありません。
さっそく使っています。
③グロービル・マネジメント・インスティチュート「MBAクリティカル・シンキング」ダイヤモンド社2001
論理思考の教科書です。
因果関係の検証方法・ロジックツリーの展開方法などについて実践的な演習問題がたくさんあるので独習するのにもってこいです。
「MBA」とあるのでなんか胡散臭い感じがしましたが、全然そんなことなし。勉強になります。
④バーバラ・ミント「新版・考える技術・書く技術」ダイヤモンド社 1999
分かりやすい文章を書く技術の教科書です。
ピラミッド法を使います。
主題をどう決めればよいのか。前文をどうまとめればよいのか。文書全体の構成はどうするのか。など。
非常に具体的です。短い文書(報告書や意見書)を書くときにはたいへん役に立つと思います。
<岡村師匠の5冊目>
①岡村正司「プロジェクトコスト見積もり入門」日経BP社2009
コスト見積もりの方法を網羅的に紹介!
Amazonに書評入れています。
<まあまま>
①野口悠紀夫「「超」英語法」講談社文庫2006
英語では珍しく「聞く」に徹底的に焦点をあてています。
②野口吉昭「コンサルタントの「質問力」」PHP新書2008
仮説構築と構成力が大事とのことです。
コンサルに入る前に顧客関連の本を30冊は読む!
というのがすごいです。
③永江朗「聞き上手は一日にしてならず」新潮文庫2008
3月に紹介した「話を聞く技術」の文庫版です。
④石井裕之「一瞬で信じこませる話術コールドリーディング」フォレスト出版2005
コールドリーディングというのは偽占い師がよく使う手口です。
うまいこと話を誘導して、相手に答えを言わせる。
なのに、こちらが相手のことを当てたかのように思いこませる。
なるほど、とうなる部分多数。
⑤築山節「フリーズする脳-思考が止まる、言葉に詰まる」NHK出版 2005
別に病気じゃないのに脳の働きがにぶる。
その原因について解説。著者は脳外科の先生です。
⑥築山節「脳が冴える15の習慣」NHK出版2006
上記と同じ先生の本です。
脳の回転数を上げる方法を紹介しています。
⑦畑村洋太郎「失敗学のすすめ」講談社文庫2005
失敗学ということばを流行させた先生です。
失敗をいかにして知識化するかを紹介しています。
思考のモデルは非常に分かりやすいです。
⑧宮之原立久・他「直伝・プランニング編集術」東洋経済新報社2003
一見、本かなんかの編集技術書のようですが、
実はアイデア・発想技術の本です。
ユニークなフレームワークを紹介しています。
⑨ロバート・E・ホーン「ハイパーテキスト情報整理学」日経BP1991
ハイパーテキストの有用性を説いた本。
もはや古典の部類ですが、今読んでも参考になること多し。
認知心理学関連の知見についても分かりやすく解説しています。
⑩川辺秀美「カリスマ編集者の「読む技術」」洋泉社2009
著者は「夢をかなえるゾウ」の作者を発掘したことで有名。
大量の本をどうやって読むか、その技術を紹介しています。
⑪齋藤孝「質問力」筑摩書房2003
「沿いつつ、ずらす」ですね。
⑫梶井厚志「戦略思考の技術」中公新書2002
ゲーム理論の入門書です。
基本概念を面白おかしく紹介しています。
⑬森田良行「日本語をみがく小辞典(動詞編)」講談社現代新書1988
日本語表現についてのトリビアルな話が満載です。
⑭久恒啓一「図解仕事人」光文社新書2001
図解技術書かと思いきや3分の2はサラリーマン人生訓みたいな内容でした。著者は某航空会社出身。
⑮中山治「戦略思考ができない日本人」ちくま新書2001
日本人が戦略思考できないのは農耕民族で他国を国境を接していないから、みたいな意見のようです。
⑯永崎一則「聴き上手」PHP新書2008
著者は話し方教室講師のようです。
内容的には技術論より精神論が多いです。
ご高齢の精神論ですから、それなりに読み応えあり。
21冊紹介!
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<おすすめ>
①グレゴリー・ベイトソン「精神と自然−生きた世界の認識論」思索社1982
ベイトソンは「二重拘束(ダブルバインド)理論」を提唱したことで も有名。ダブルバインド理論はその後、催眠療法とか洗脳術でも応用 されています(元の姿からだいぶ変わっています)。
本書はベイトソン最後の著作。「認識論」の総まとめです。
人はどのように世界を認識するのか。という哲学的な問いが続きますが、難解な表現はなく非常に読みやすいです。
②堀公俊・加藤彰「ファシリテーション・グラフィック」日経出版2006
会議で使う図解表現について解説した本です。
図解表現について書かれた本はたくさん出ていますが、これほど分か りやすい本は見たことありません。
さっそく使っています。
③グロービル・マネジメント・インスティチュート「MBAクリティカル・シンキング」ダイヤモンド社2001
論理思考の教科書です。
因果関係の検証方法・ロジックツリーの展開方法などについて実践的な演習問題がたくさんあるので独習するのにもってこいです。
「MBA」とあるのでなんか胡散臭い感じがしましたが、全然そんなことなし。勉強になります。
④バーバラ・ミント「新版・考える技術・書く技術」ダイヤモンド社 1999
分かりやすい文章を書く技術の教科書です。
ピラミッド法を使います。
主題をどう決めればよいのか。前文をどうまとめればよいのか。文書全体の構成はどうするのか。など。
非常に具体的です。短い文書(報告書や意見書)を書くときにはたいへん役に立つと思います。
<岡村師匠の5冊目>
①岡村正司「プロジェクトコスト見積もり入門」日経BP社2009
コスト見積もりの方法を網羅的に紹介!
Amazonに書評入れています。
<まあまま>
①野口悠紀夫「「超」英語法」講談社文庫2006
英語では珍しく「聞く」に徹底的に焦点をあてています。
②野口吉昭「コンサルタントの「質問力」」PHP新書2008
仮説構築と構成力が大事とのことです。
コンサルに入る前に顧客関連の本を30冊は読む!
というのがすごいです。
③永江朗「聞き上手は一日にしてならず」新潮文庫2008
3月に紹介した「話を聞く技術」の文庫版です。
④石井裕之「一瞬で信じこませる話術コールドリーディング」フォレスト出版2005
コールドリーディングというのは偽占い師がよく使う手口です。
うまいこと話を誘導して、相手に答えを言わせる。
なのに、こちらが相手のことを当てたかのように思いこませる。
なるほど、とうなる部分多数。
⑤築山節「フリーズする脳-思考が止まる、言葉に詰まる」NHK出版 2005
別に病気じゃないのに脳の働きがにぶる。
その原因について解説。著者は脳外科の先生です。
⑥築山節「脳が冴える15の習慣」NHK出版2006
上記と同じ先生の本です。
脳の回転数を上げる方法を紹介しています。
⑦畑村洋太郎「失敗学のすすめ」講談社文庫2005
失敗学ということばを流行させた先生です。
失敗をいかにして知識化するかを紹介しています。
思考のモデルは非常に分かりやすいです。
⑧宮之原立久・他「直伝・プランニング編集術」東洋経済新報社2003
一見、本かなんかの編集技術書のようですが、
実はアイデア・発想技術の本です。
ユニークなフレームワークを紹介しています。
⑨ロバート・E・ホーン「ハイパーテキスト情報整理学」日経BP1991
ハイパーテキストの有用性を説いた本。
もはや古典の部類ですが、今読んでも参考になること多し。
認知心理学関連の知見についても分かりやすく解説しています。
⑩川辺秀美「カリスマ編集者の「読む技術」」洋泉社2009
著者は「夢をかなえるゾウ」の作者を発掘したことで有名。
大量の本をどうやって読むか、その技術を紹介しています。
⑪齋藤孝「質問力」筑摩書房2003
「沿いつつ、ずらす」ですね。
⑫梶井厚志「戦略思考の技術」中公新書2002
ゲーム理論の入門書です。
基本概念を面白おかしく紹介しています。
⑬森田良行「日本語をみがく小辞典(動詞編)」講談社現代新書1988
日本語表現についてのトリビアルな話が満載です。
⑭久恒啓一「図解仕事人」光文社新書2001
図解技術書かと思いきや3分の2はサラリーマン人生訓みたいな内容でした。著者は某航空会社出身。
⑮中山治「戦略思考ができない日本人」ちくま新書2001
日本人が戦略思考できないのは農耕民族で他国を国境を接していないから、みたいな意見のようです。
⑯永崎一則「聴き上手」PHP新書2008
著者は話し方教室講師のようです。
内容的には技術論より精神論が多いです。
ご高齢の精神論ですから、それなりに読み応えあり。
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