戦略と戦術

スピーチが上手い人は、基本戦略がしっかりしていると思います。

基本戦略とは、簡単にいうと「自分がどう思われたいか」です。

例えばこういうものです。

(1)好感を得たい
・頭がいいとか仕事できると思われたい
・面白いとかユニークと思われたい
・真面目と思われたい
・すげえ物知りと思われたい
・可愛いとか優しいと思われたい。
・正義の味方と思われたい
・情熱的と思われたい

(2)恐(畏)れられたい
・嫌われたい、二度と話かけられないようにしたい
・相手を徹底的にやっつけたい、泣かせたい
・相手を嫌な気持ちにさせたい
・貫禄があるとか格上だと思われたい
・危ないやつと思われたい

(3)義務は果たしたと思われたい
・煙に巻きたい、誤魔化したい
・当たり障り無く終わらせたい
・質問には答えたと思われたい
・平均的な能力だと思われたい

(4)どう思われてもよい(何もいらない)
・とにかく言いたい、言わずにおれらない


この他にもあるでしょう。

複数得たい場合もありますね。

得たいものが多ければ、達成するのは難しくなります。
たとえば「頭脳明晰でかつお茶目なやつ」なんてのを狙うと、失敗して「いやらしい奴」と思われる危険度が高い。

戦術の選択では、戦略と戦術の違いを意識する必要がありますね。

戦略と戦術は見た目真逆のものが、往々にして最適な組み合わせになります。

たとえば、「カタカナ満載で早口にまくしたてる」ようなのは、「頭よさげに喋っている」とは思われても、「頭がよい」とは思ってもらえない。
「貫禄を感じる」のは、偉そうに話す人ではなく謙虚な話し方の人だったりする。

私の戦略は?
80%が「面白いとかユニークと思われたい」で、
残り20%は「何もいらない」かな?

みなさんはいかがでしょうか?

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