森達也「王様は裸だと言った子供はその後どうなったか」集英社新書2007
童話の後日談を勝手に書いた!という趣向の本です。つまりパロディ集ですね。
童話って、腑に落ちないことが多くて、私は全然好きになれませんでした。
たとえば「ニルスの不思議な旅」てえの。
ニルスの火遊びが原因で、親切にしてくれた小人の家を全焼させちまうのですが、ニルスは謝罪も救援活動も一切せず、がちょうだか白鳥だかにまたがり、悠々と飛び去ってしまいです。その後、小人たちはどうなったのか? 全然書いてない。もうそれが気になって気になって、とても先を読む気になどなりませんでした。
眠り姫なんてのも、王子様だかなんだか知りませんが「見ず知らずの死体にキスする?」なんてのは、とてもまともな人間の所業とは思えず、まったくリアリティを感じない。感動とかするわけないですよね。
浦島太郎にいたっては、もはやどう解釈して良いのかさっぱり分からない。未だに分からない。
この本に載っている後日談は、そういった腑に落ちないところをモチーフにしています。
童話って、腑に落ちないことが多くて、私は全然好きになれませんでした。
たとえば「ニルスの不思議な旅」てえの。
ニルスの火遊びが原因で、親切にしてくれた小人の家を全焼させちまうのですが、ニルスは謝罪も救援活動も一切せず、がちょうだか白鳥だかにまたがり、悠々と飛び去ってしまいです。その後、小人たちはどうなったのか? 全然書いてない。もうそれが気になって気になって、とても先を読む気になどなりませんでした。
眠り姫なんてのも、王子様だかなんだか知りませんが「見ず知らずの死体にキスする?」なんてのは、とてもまともな人間の所業とは思えず、まったくリアリティを感じない。感動とかするわけないですよね。
浦島太郎にいたっては、もはやどう解釈して良いのかさっぱり分からない。未だに分からない。
この本に載っている後日談は、そういった腑に落ちないところをモチーフにしています。
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