読書生活(再開準備号2)2011年8月後半

ぜんぜん再開できておらず、すみません。

暫定版です。

■木下是雄先生「レポートの組み立て方」ちくま学芸文庫1994再読。「理科系の作文技術」の姉妹本。論旨と関係ない情報は、ばっさり削る。大事です。わけのわからん文章は、筆削(余計な文を削る)するだけで大分わかりやすくなります。なかには、何も残らなくなるのもありますけどね。
2011年8月21日

■中村明先生「悪文―裏返し文章読本」ちくま新書1995再読。新書は絶版してるようですが、文庫で再版されてます。「読む人のことを考えて書け」。それがなかなか難しい。不必要な前提知識を長々書いてたり、なぜそうなるのかていう肝心なことが抜け落ちてたり。そういう文章書かぬよう注意せねば。
2011年8月21日

■野口健「自然と国家と人間と」日経プレミアシリーズ2009。いくらエベレストでも、そんな死んでるとは。目の前で仲間が死んでも何もできない。死体もそのままとか。
野口さんの活動には、頭が下がります。エベレストなどの清掃、旧日本軍人骨探索、環境問題への取り組み。なにか手伝いたい。
2011年8月22日

■堤未果「ルポ貧困大国アメリカ」岩波新書2008。一回入院すると貧困に転落する世界最凶の医療。不法移民を時給2ドルで奴隷化。貧困者使い捨てで支えるイラク戦争。「自由競争」の実態である。OECD相対性貧困率ランク(格差社会度)で日本は米国に次ぐ第2位。新自由主義的政策はもう要らない。
2011年8月28日

■ マックス・ヴェーバー「職業としての政治」岩波文庫。民主党の騒ぎを見てて、読み返す。国家の基盤は暴力使用権(権力)の独占で、それゆえ政治と倫理はそもそも相容れない。しかしだからこそ政治家には高い倫理意識が必要なのよと。後半は論理というよりこじつけだけど、そう期待せずにはいられない。
2011年8月29日


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