夏井いつき「超辛口先生の赤ペン俳句教室」朝日出版社2014。

著者はTBSのバラエティ番組「プレバト」の俳句コーナーで人気沸騰中の方。
この本はその番組の添削事例を集めたものです。とにかくわかりやすい。いちいち「なるほど」とうなってしまいます。
俳句入門書としてだけではなく、日本語表現のテキストとしてもたいへん参考になると思います。おすすめの一冊。

・類想類句を避ける
要するにありきたりな表現を使うなという話です。
たとえばこういの。「黄色い絨毯」「紅葉のような手」

・言葉の無駄遣いを減らす
たとえば「白い湯気」。湯気は白いのが当たり前だから「白い」は余計という話です。
「月照らす」や「夕日が照らす」の「照らす」も同様に無駄だと。なるほど。

・説明的な動詞は避ける
俳句では説明的な表現は嫌われるとのこと。

たとえば「下町彩る大花火」の「彩る」は大花火を説明する言葉になっているのでダメという話です。そうだったのか。

コメント

人気の投稿