日本武具研究会「[図解]武将・剣豪と日本刀(新装版)」笠倉出版社2011
神保町の古本屋にアウトレット品(新古本)が300円で出ていましたが、ページ端の茶ばみが激しかったので買わず。八重洲ブックセンタのアウトレットコーナー行ったら状態の良いのが340円(ちなみに定価は税別で743円)で出ていたので即買い。
刀各部の解説や、有名な刀のカラー写真が結構入っているので、この値段ならお得かと。
面白かったところ。
◆近藤勇の「虎徹」は偽物だった。
知りませんでした。。。
「今宵の虎徹は血に飢えている」という有名なセリフ。
あれはどうなるのか。。。
確か30両だか50両(1両は約10万円)で買ったとどこかで見た気がします。
大業物といわれる最上の刀でもそんな値段なのか?と思ってましたが、やはり本物はそんな値段では買えないらしい(桁が2つ違うらしい。千両以上)。
それなりにいいものではあったらしく、池田屋の時も、他の隊士の刀は結構壊れたり曲がったりして、鞘にも収まらないものが多かったようですが、近藤「虎徹風」はすんなり収まったそうです。
◆伝説の刀工「天国(あまくに)」
日本刀の祖とされる刀匠。本阿弥光悦の押型本に大宝の元号が入ったものが紹介されていることから、大化の改新とかその後の大宝律令の時代に活躍した人ではないかと言われています。個人ではなくブランド名(集団名)だったという説もあるそうです。
ちなみに、刀の茎(なかご=鞘に収まっている部分)に刀工の名前を入れるよう義務付けたのは大宝律令です。この法律のお陰で日本刀のブランド化や流派の確立化が進んだと言われています。
現存するもので有名なのは平家の重宝だった「小烏丸」。
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